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ホームドア越しに接触事故
- 2013/07/15(Mon) -
つくばエクスプレスのホームページに、2013年7月13日付けで
「ご利用のお客様へ」という文章が掲出されている。

短いタイトルが奇妙で開いてみると、中身は次の通りだった。

----------------
7月11日(木)22時30分頃、柏の葉キャンパス駅でホーム柵から手を出されていたお客様と通過列車が接触し、お客様が指を負傷されるという事が発生しました。
日頃からお願いしておりますが、ご利用の皆様にはホーム柵から手などを出さないように重ねてお願いいたします。
弊社といたしましては、今後とも安全運行に努めてまいりますのでよろしくお願いいたします。

首都圏新都市鉄道株式会社
----------------

「負傷」がかすり傷なのか骨折なのか、程度は不明だが、「指」とあることで深刻ではないように見える。
それはそうと気になるのが、文章の内容として、悪く言えば「客のせいにしている」ような点だ。
「事故」とは書かず「事」としか書いていない。

つくばエクスプレスのホームドアは、「ドア」ではなく「可動式ホーム柵」と呼ばれ、
胸の高さくらいまでしかない。
地下鉄南北線の一部駅に導入されているような、列車とホームの間がほぼ完全に遮断されている
「フルスクリーンタイプ」とは異なる。

可動式ホーム柵.jpg
▲可動式ホーム柵、つくば駅 筆者撮影

フルスクリーンタイプ.jpg
▲フルスクリーンタイプ、本駒込駅 筆者撮影

金がかかりすぎるフルスクリーンタイプより、可動式ホーム柵を採用するところが多く、つくばエクスプレスもその例に漏れない。
確かに、衝動的な飛び込みや子供の事故などを防ぐには、胸の高さまであれば十分かもしれない。
しかし今回の事故は、ホーム柵が鉄壁の守りではないことを証明した。

ホームドアから身を乗り出しても、実際に列車が通過する場所までは数十センチの距離がある。
酔っ払いか誰かが悪ノリして身を乗り出し、手を伸ばして指を負傷したと、そんなところだろう。

それでも、単なる酔っ払いの奇行と捉えるだけでは、何かを見落としている気がする。
もしかしたら、通過列車ではなく乗る列車が来たと勘違いしてドアに接近したのかもしれない。そして直前に気付いて驚いて前に転んだのかもしれない。


そもそも、心理的に柵を盲信しすぎて、柵が無い場合よりもむしろ線路に近付いてしまうことだってあるかもしれない。少なくとも、警戒心は薄れているように思う。

推測をいくら重ねてもここでは無意味だが、鉄道会社側は「客のせいにした」。

ホーム柵の安全性を疑わせるようなことは書きたくない、でも隠すのは無理、そういった葛藤が事故から公開までのまる一日に表れているような気がしてならない。


ホームドアが珍しかったころに開通したつくばエクスプレス。新しい「安全」を売りにしていた。
開通からそろそろ8年たつが、乗客は増え、朝のラッシュは厳しくなり、状況は変わっている。

山手線にも導入されはじめた現在、「ホームドア慣れ」した乗客が格段に増えたことを理解して、
新しい安全対策を考え続けてほしい。
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