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JR東日本、新幹線信号トラブルに思うこと
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- 2008/10/07(Tue) -
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少し前の話になるが、先月28日。
JR東日本、東北新幹線の上野〜大宮間での信号システム障害で、 午前中いっぱい新幹線が止まった。 私は信号システムには詳しくないから、原因についてはよく理解できない。 だが、「上野〜大宮間でトラブルが起きてしまったことの重大性」は知っているつもりだ。 ご存知の通り、JR東海が擁する新幹線は東海道新幹線のみである。 しかしJR東日本は、東北、上越、山形、秋田、長野の各新幹線を擁している。 しかも、東北、山形、秋田と上越、長野が分岐するのは大宮であるため、 東京から大宮までの間は5路線全てが共用していることになる。 したがって、ひとたびその区間でトラブルが起これば、全ての新幹線に影響が出てしまうことになる。 列車の運行計画は、車両の運用計画にもなっている。 たとえばはやてxx号として使っていた車両が、八戸で折り返して東京行きのはやてoo号になる。 はやてxx号が運休すれば、はやてoo号に使う車両をどこかで調達せねばならない。 このようなことが、数十本の列車で発生してしまったらどうだろう。 折り返しに使う車両が調達できないため、運用計画は全て組みなおすことになる。 この辺のことは、ご存知の方も多いだろう。 しかし、新幹線の運転には人間も必要だ。 運転手、車掌、車内販売員…。 人間の「調達」もまた、懸案事項となるのである。 東京の運転手は、たとえば八戸に向かい、東京に帰ってくる。 それが運休などになってしまえば、東京に帰ることが出来なくなってしまう。 また、東京、仙台、盛岡など各主要駅エリアに存在する運輸区に それぞれ車掌や運転手が所属している。 はやてa号は東京、やまびこx号は仙台、などといった感じで 全ての列車にうまく振り分けられている。 ダイヤが崩れれば、その割り振りももう一度行わなくてはならない。 長距離を長時間かけて走る列車の振り分けである。また、人間ももちろん有限である。 大変複雑なパズルのようになる。 泊まり勤務もあるが、翌日の割り振りに影響することは避けなければならないから それぞれの所属箇所に帰らねばならない。 それは車内販売員だって同じである。 例えば東京の車内販売員が朝、こまち号で秋田へ向かった。 折り返して東京へ帰る予定が、こまち号が急に運休。 東京に帰らなければ、翌日の勤務に支障が出る。 車内販売は荷物も多く、食品等も存在するから車内に一切の荷物は置いておけない。 ワゴンを含めた重い荷物を全ておろして、現地の営業所に置かせてもらい その上で東京へ身一つで帰る方法を模索する。 いなほ号で新潟に向かい、上越新幹線で戻ることができれば、ラッキーである。 新幹線のダイヤは、その正確さを信頼して様々な物的・人的資源の運用に関わっている。 いったん崩れてしまうと様々な箇所に波及し、迅速な対策を求められるのである。 そんな中、長野から先を行く北陸新幹線の開通が間近である。 当初予定されていた新宿始発ではなく、東京〜大宮間はやはり従来の線路を共用するらしい。 東京〜大宮間の複線の線路施設は既に限界に近い状況だ。 そんな中、トラブル・遅延の原因となりうる路線延長が更に長くなり、 例えば北陸新幹線でひとたびダイヤが崩れてしまった際、一見関係のない東北新幹線にまで 影響が及ぶことは想像に難くない。 トラブルを防止することはもちろん大変重要であるが、 万が一トラブルが発生したときに、あらゆる方面にて対応ができるようにしておくべきであるし 復旧に必要な人的資源等の振り分けに関しても、各支社・営業所間での連携など より柔軟な方策が必要かと思われる。 東北新幹線 上野駅〜大宮駅間信号システム障害の原因について [PDF/19KB] |
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